近頃老けたと言われたアナタ!その原因は表情筋かも!?
昔の友人と久しぶりに会った時、“私たちも、老けちゃったよね。もう、オバさんじゃん”と、言われたらどういった気持ちになるでしょうか。
もちろん、笑い話のひとつとして語りかけられる言葉であり、“アナタ、老けまくったね”という意味ではないことは分かります。しかし、本音を言えば、“本当、変わんないね。若い!”と驚いてもらいたいところです。
老けてしまった、と思われてしまう要因はどこにあるのでしょうか。もしかしたらそれ、“表情筋”のせいかもしれません。ここでは、表情筋について解説していきましょう。
顔にさまざまな筋肉がある
筋肉、と聞くと二の腕やお腹、胸元、ふくらはぎなど、こういった部分を想像する人が多いはずです。実は、筋肉は顔の表面部分に多く存在しており、そのひとつひとつが私たちの表情に関係しているのです。
一説によると、顔の表情筋はおよそ60種類あるようで、細かく名前も決められています。前頭筋(ぜんとうきん)をはじめ、口輪筋(こうりんきん)や頬筋(きょうきん)など、表情筋にはさまざまな部位が存在していますが、ここが衰えてしまうと、どんどん若さを失った表情になってしまうと言われています。
老けて見えてしまう要因
さて、そんな表情筋なのですが、なぜ“老け”に関連しているのでしょうか。そもそも、私たちが考える“老けている”というのは、ほうれい線が目立ち、顔の皮膚が垂れ下がり、顔全体がくすんでいるような、そんな状態を指しているかもしれません。
実は、これら皮膚のたるみなどに表情筋が大きな役割を果たしています。例えば、前述した口輪筋ですが、これは読んで字の如く口元の筋肉に関連している表情筋のひとつです。
これが衰えてくると、どんどん口元が下がっていってしまい、最終的にはほうれい線の深いシワや不機嫌そうな顔に繋がってしまうのです。そして、頬筋なども衰えると口角が下がっていく要因になります。
そのほか、目元が垂れ下がってしまう要因、二重アゴに繋がる要因のものなど、さまざまです。表情筋が衰えることにより、顔全体のトーンが落ちてしまうことが、老け顔の要因なのです。
普段から意識して動かすことが重要
例えば、オフィスワークを日々こなす人の場合、足腰は農家やウェイターさんなどに比べて衰えている、という理屈は理解できるでしょう。
日常的にトレーニングをしておらず、職場まで車移動で1日数百歩も歩いていない、というのは筋肉が衰えてしまっても致し方ありません。では、表情筋はどうでしょうか。アメリカ人と日本人では、日常で使っている表情筋の比率が倍以上と言われています。
喜怒哀楽が比較的大きなアメリカ人は良く笑い、よく無き、よく話ます。一方、特別なことが無ければ一日ムスッとしている日本人は表情筋を使えきれていません。
要するに、前述した足腰と同様に、どんどん表情筋が弱っていってしまっている、という状況に陥っているのです。
手軽にケアしていこう
表情筋を鍛えるためには、まず顔全体をしっかりとケアしていくことが重要になってきます。例えば、頬筋などは口角を下げる可能性がある、とお伝えしましたが、だからこそ口角をあげることを意識して生活を続けることが重要でしょう。
口や鼻、目元、アゴなどを縦、横に伸ばすことを意識したウォーミングアップ。頬をしっかりと使ったり、舌を突き出して上を見たり、優しくフェイスマッサージをしてほぐしたり。
こういったケアを日常的に行うだけで、大きくその印象が変わってきます。もちろん、手軽にできるケアだけではなく、美顔器などを利用する手もあります。
さまざまな角度からアプローチすることにより、より表情筋が適度に鍛えられて美しく、若いイメージを与えることができるのです。ぜひ、覚えておいてください。