肌と秋の過ごし方
暑い夏が過ぎて、過ごしやすくなる秋。しかし、夏に受けた肌へのダメージが目に見える形となって現れてくるのもこの季節です。
夏に浴びた紫外線はやがてシミ・ソバカスとなって肌に出てきてしまいます。
では、秋になったらどのようにスキンケアをすればいいのか、きちんとした知識を得て、対策をしていきましょう。
秋季の肌のトラブルといったら、次の3つではないでしょうか?
★肌のくすみ
★目立つシミ
★肌のカサカサ
1.肌のくすみ
秋は肌がくすみがちになるのですが、ナゼでしょう?
それは夏の紫外線によるダメージと気温の変化です!。
夏は汗や皮脂で肌が潤っているように勘違いして、保湿もおろそかになりがちですが、秋に入ると空気が急に乾燥し始めて、自然に保湿をすることができなくなります。秋の空気は乾燥に拍車をかけてしまいます。
お肌のターンオーバー(生まれ変わり)は大体28日間と言われていて、夏に紫外線から受けたダメージからお肌が回復しようとする時期が、ちょうど9月から10月です。
しかし、ダメージを受けている肌は新陳代謝が衰えていて、ターンオーバーがうまくできず、古い角質層が残ったまま。その古い角質層がくすみの原因となってしまうのです。
2.目立つシミ
秋はシミも目立ってきます。「あれ?こんなところにシミがあったかな・・・」と鏡を見て驚く方も多いのではないでしょうか。
強い紫外線を浴びると、細胞を守ろうとしてメラニンが作られます。光をさえぎろうとしてカーテンの役目をするためです。
前項でお話したターンオーバーがうまくできずに残ってしまったメラニンとどんどん作られていくメラニンが原因でシミができてしまうため、「秋になるとシミが増えてるー!」ってことになってしまうんです。
このメラニン色素の対策としてはビタミンCの摂取があります。ビタミンCにはメラニン色素の生成を防ぎ、通常の肌の色に戻す還元作用もあります。秋は実りの季節ですからビタミンCを多く含んだ食物(レンコンや落花生など)を食べてシミ対策をしましょう。
3.肌のカサカサ
最も悩ましいのが乾燥です。乾燥した空気にさらされて、肌はカサカサ。皮膚のごわつきも感じます。私たちの肌を一番上の層で守ってくれている角質層は夏の日差しでダメージを受け、本来持っている肌のバリア機能が衰えている状態を迎えるのも秋です。
夏は汗や皮脂、汚れを感じやすく洗顔もこまめにしますが、秋は「あまり洗ったら乾燥するかも・・・」と不安になるかもしれません。しかし、重要なのは「クレンジングと洗顔」です。古い角質層や汚れを取り除くことで肌に水分が入りやすくなります。そして、化粧水はたっぷり使い、蓋をする意味で乳液をやクリームを塗ることをオススメします。
せっかくお肌に入れた水分、化粧水を蒸発させないためです。
「保湿は十分に」これは必須です!
そして、忘れてはいけにことは「日焼け止め」!
秋になったからといって紫外線は0ではありません。ただ、夏より低刺激で保湿ができるものを選んでくださいね。
もっと乾燥が酷くなる冬に向けて、秋はしっかり肌の基盤作りをしてください。
【美容ライター】仲山りか