美顔器はどうして誕生したの?
EMS、イオン導入、超音波、低周波
今ではさまざまな機能を備えた美顔器が販売されています。
しかし、いつからどんなことがきっかけで日本に美顔器が作られ、根付いていったのでしょうか。
今日はその歴史を少しだけ見ていきたいと思います。
日本における美顔器創成は、一般社団法人日本ホームヘルス機器協会に以下のように書かれています。
日本におけるエステティックの歴史の第一歩は、1905年に横浜の西洋理髪店が欧米式フェイシャルマッサージをベースにした美顔術を導入したのが始まりといわれている。しかし、当時の美顔術の基本は手技であり、その後施術に美容機器が用いられるようになったものの、一般家庭に広まるまでには及ばなかった。
美顔器が一般に注目を浴びるようになるのは、1977年。家庭用の美顔器として気泡式超音波美顔器が発売され、一大ブームを巻き起こし、美顔器という言葉とともに家庭内に広まるきっかけとなった。以降、きれいになりたいというニーズに応えるため、機能の向上や用途の多様化などの開発が続けられ、安全性や使いやすさはもちろんのこと、デザイン性など一般消費者に求められる形に進化してきており、いまでは身近な家電製品のひとつとなってきている。
調べてみたところ、高橋電機(現コメット電機株式会社)という計測器メーカーが1957年に高周波美顔器を開発しています。
<参考>
コメット電機株式会社ミュージアムより
これが美容家電ラボで調べた中で、国内で最も「美顔器」呼べる製品の中で古いものかと思います。
最初はお客様の化粧のノリが良くなるようマッサージを施すために、化粧品の販売員がサービスとして使うところから美顔器の歴史は始まったんですね。
そして、美顔器が一般の人々に注目されるようになったのは1977年ということですが、当時、人気だったのは「ジー・エヌ」という会社から販売されていた美顔器らしいです。
残念ながら、当時の製品の写真や資料については見つかりませんでした。
それにしても、超音波式が美顔器普及のきっかけだったんですね。