知っておきたい、EMS(低周波)機器の基礎知識
EMS美顔器は肌ケアをねらったものではなく、電気刺激による筋力アップが主な目的の美顔器です。
そのため、敏感な肌でなくても、筋肉の奥深くに届く電気刺激は筋肉や肌に負担をかけるもの。扱い方を間違えると、過度の筋肉疲労や肌トラブルを引き起こす可能性があります。
今回は、EMS美顔器を正しく使う上で知っておきたいEMS機器の基礎知識をまとめます。
そもそもEMS機器とは?
腹筋の筋トレでおなじみのEMS。EMSは「Electrical Muscle Stimulation」の略で、「電気的筋肉刺激」のことです。
EMS機器は、この電気刺激を深層筋にまで伝達させることで、強制的に筋肉に収縮運動をさせ、トレーニングを行うことができる機器です。
もともとリハビリなど医療用に使用されていたものが進歩して、トレーニングやダイエット機器として使われるようになっています。
使用される電流の周波数は低周波が主流ですが、高周波や干渉波なども使われているようです。
EMSは筋トレの継続をサポート
必要と分かっていても筋トレが続かない一番の原因に、意識的に運動しないといけないことが挙げられます。しかも、この運動は苦痛をともなうものなので、余計に続きません。
EMSの良さは、そんな自分の意思に関係なく、強制的に電気刺激を使って筋肉を運動させてくれることにあります。これなら、面倒くさがり屋さんでも筋トレを続けられますね。
規則的な運動や収縮運動の速度にも変化をつけることができますし、マッサージ効果も期待できるのは嬉しいです。
EMS美顔器は小顔効果の期待大
EMSを顔に応用したのがEMS美顔器です。顔の電気刺激を与えて強制的に筋肉を鍛えてくれます。
自宅でテレビを見ながらエクササイズとか、防水タイプでしたらお風呂に入りながらエクササイズとか、筋トレを意識せずに勝手に顔の筋肉を鍛えてくれるので、いつの間にか使い続けていそう。
その結果ですから、顔のたるみ、肌の引き締め、小顔に効果が期待できそうですね。
EMS美顔器の使用頻度に注意
EMS美顔器は、毎秒1回から1000回の低周波の電流で顔の筋肉に働きかけます。
この電気刺激を毎日長時間顔にあてると、顔の筋肉に疲労がたまります。
肌にもダメージが蓄積するかもしれません。
EMS美顔器は美顔のために使うわけですから、疲労やダメージになる使い方をやっては意味がありません。
EMS美顔器の使用頻度は「3日に1回程度」が基本とされています。
1回の使用時間も機器で決められた時間以上の使用はひかえましょう。
EMS美顔器を使うと痛い?
EMS美顔器は、家庭用とはいえ低周波の電流が肌や筋肉を刺激するものです。顔にピリっとした刺激を感じる人もいるようです。
この刺激が苦手だったり敏感肌の場合は、頻繁な使用をひかえたり、使用を止めるなどして、顔や肌への負担を軽減するようにしてください。
また、EMS美顔器は肌ケアでなく筋力アップが目的なので、アフターケアが必須です。
特に敏感肌には、深層筋に届く電流は過度な刺激になりますので、鎮静用の基礎化粧品などで肌をケアしましょう。
いかがでしたか?
EMS美顔器を正しく使う上で知っておきたいEMS機器の基礎知識をまとめました。
そもそもEMS機器は外部から電気刺激を与えて強制的に筋トレするものなので、本来、顔の筋肉や肌に負担がかかるものです。
効果が期待できるからといってやみくもに使うと、筋肉疲労や肌ダメージを残してしまうことは意識しておきましょう。
正しく知って、安全で効果が期待できる美容習慣を手に入れてくださいね!
【美容家電ラボ】